学校日記

予告なしいのちを守る学習

公開日
2018/06/13
更新日
2018/06/13

いのちを守る学習

2018年6月12日(火) いのちを守る学習

3時間目の途中、突然放送が鳴りました。
「いのちを守る学習です。今すぐ、朝会の並び方で講堂に集まります。」

「予告なしのいのちを守る学習」は、子どもも大人も事前に知らされません。災害は、いつ・どこで・どのように起こるか分かりません。大空小学校では、東日本大震災をきっかけに従来の想定内で行う避難訓練をやめました。それから私たちは、想定外のことが起こっても対応できるように学習しています。その中で大切にしていることは「自分の命は自分が守る、となりの人の命を大切にする」です。この学習を大空小では「いのちを守る学習」と言います。

放送が終わると、子どもたちは一度の指示で、すぐに教室から講堂へ走ります。
そして、講堂の自分の場所についたら、座り、次の指示を待ちます。

講堂についた1〜6年生は、命を守るため、命を大切にするために行動できたかどうか自己評価をします。
講堂から教室に戻る時も、「いのちを守る学習」を意識して行動するために、大空のリーダー(6年生)が廊下や階段などに分かれて立ち、1〜5年生が無事、教室に入るまで、見守ります。

教室に帰ったら、ワークシートに自分の考えを書きます。
・一回の指示で素早く行動する。
・常に4つの力とたった一つの約束を守って行動する。
・いつ、何が起きてもいいように、いつも体力アップ・指示を自分から一回で聞くようにしたいです。
・階段が混んでいたから、空いているところから降りる。
・となりの人の命と自分の命を守りながら、素早く行動してみんなの命を守れるようにしたい。

「いのちを守る学習」はなにも特別な学習ではなく、一度の指示で素早く動く、放送が鳴ったら0の声、普段の生活で高めてきた4つの力を使います。

「いのちを守る学習」を通して、「自分の命は自分が守る」「となりの人の命を大切にする」ために、日々の学習から「自分」はどのように行動するのかを意識していきます。