６年生の理科の授業では、「てこの規則性」の単元の学習を公開授業で実施しました。単元の導入では、１．８ｍの棒で４ｋｇ（ペットボトル２本分の水）の疑似魚を準備し、「魚つりゲーム」をしました。課題「たくさん魚を釣るにはどうしたらいいだろう。」を提示し、力点・支点・作用点を条件制御しながら考えさせました。実験を通して、軽くなったり、重くなったりするときのきまりを体験的に感じとらせたいと考えました。
　６年生は、理科の授業は楽しいと感じ、実験や観察にも積極的に取り組んでいます。しかし、自分の意見に自信がない児童が多いという課題もあります。そこで、アプリ「ロイロノート」を使って、予想と実験結果を比較し、考察をまとめ、交流するという形を考えました。アプリ「ロイロノート」は、写真・動画・テキストなどのカードを線でつなぐだけで簡単に伝え合い・発表することができます。また、２学期より、理科の学習では、アプリ「Note　Anytime」を普通のノートの代わりとして使っています。実験の後からわかった内容をすぐに付け加えたり、書き込むスペースを増やしたり、書いたことを自由に別の場所へ移動やコピーすることができ、写真を取り込んだり、写真の上から書き込んだりもできます。そういったことから、理科の学習に適していると思います。