学校日記

今日の一言 7月23日 暗黙知

公開日
2019/07/24
更新日
2019/07/24

校長雑感 一隅を照らす

今日、突然OB校長の先生がいらっしゃいました。

いろいろ興味深いおはなしがありましたが、
その中で「暗黙知⇔形式知」のはなしが出ました。

学校では形式知の領域で、成果を計り、評価しようとする時代が続いています。
言語化できて、計測可能な領域のことです。
抽象を具体に翻訳した領域です。
(ものごとは、言語化すると本質が見えなくなる・・といった人がいます)

でも、学校が大切にしなくてはいけないのは、
暗黙知の領域を広げること、もしくは子どもたちに暗黙知の領域で自由に飛び回ることを許すことではないでしょうか。

子どもの頃は、言葉にもせず、数値化もしないで、無限の世界を生きています。
ところが大きくなるにつれ、言語化する訓練をしたり数値化し評価したりすることを習います。
そうすることで、完璧に存在していて、見たり触ったりできていた世界を「おおよその世界」に、変えてしまい、本当の世界を実感できなくしてしまう・・そんなことを学校はしてませんか?

その校長先生は、ニコニコしながら、こんなことを話して帰っていきました。

***

写真:今日、職員室で突然始まった研修会?
   ガラス瓶の中に火のついたろうそくを入れて、ふたをして密封します。
   ろうそくの火はどうなりますか?
   ↓
   消えます
   ↓
   どうしてですか?6年生が分かる言葉で説明しましょう!