学校日記

今日の一言 7月24日 本を読もう! 【13】ホモ・デウス

公開日
2019/07/24
更新日
2019/07/24

校長雑感 一隅を照らす

読み進んでいくうちに、刺激を受けました。
様々なイメージが浮かんできてワクワクする想いをしました。

日々、学校運営について考え続け、
日々、ヒントが欲しくて推薦される本は、片っ端から読んでいます。

この本は、大きな歴史の流れの中で、人の考え方・思考の推移や社会(政治・経済・テクノロジーなど)の変化を検証し、サピエンスの未来を描こうとしています。
西洋人が読むと分かりやすいと思える「例え話」「史実」がたくさん出てくるので、私のような西洋文化圏に関する基礎的知識が不足していると、読み進むのが難しいところもありました。
とても興味深いのは、仏教など東洋思想の中では、昔から課題として取組んでいるようなことを分析しようとしているところです。

森羅万象は、繋がりあって、
エネルギーの大きなうねりの中で共生している・・・

この考え方を、東洋の人たちは、違和感なく受け入れることができると思いますが、物事を全体で捉えるためには、まず一つ一つの要素に分けて考えたいという気持ちが、著者にはあるように感じました。

わざわざバラバラにしなくても・・・と思うのですが。


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〇星新一のショート・ショートは、小学生のとき読み始めて大人になっても繰り返し読んでいました。
ロボット(今で言うAI)が活躍する未来予想図。でも最後にはちょっとしたオチがあって、その未来の実現に疑問を投げかけます。
テクノロジーの進歩は止めようがない・・と言いますが、止めている何かがあるのでしょうか?

〇スタンリー・キューブリック「2001年宇宙の旅」(1968)
まさに2000年になってから観ました。
1968年に描かれている夢のような未来図。
同じようなテクノロジーの進歩を、2000年でも夢見ている・・
何年も経つのにテクノロジーは進歩していないのかな?
テクノロジーの進歩を実用化しないで、足踏みのまま人にその仕事をさせることを、私たちが選択しているんじゃないのかな・・・

当時そんなことを思いました。

2019年では??

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2019年の今、子どもたちは、どのような力を身につけると、未来の世界を作ることができるようになるのでしょう?