今日の一言 5月5日 番外編(5) 校長の真摯な姿
- 公開日
- 2021/05/05
- 更新日
- 2021/05/05
校長雑感 一隅を照らす
前任校での話なので、「天王寺区」についてですが、ここ平野区でも、その様子は全く同じです。そして5年前も今も同じように、いえそれどころか、校長会が終わって、区役所から学校へ向かう自転車の速度は速くなるばかりです。
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「校長先生はお忙しいですね、ご不在のことが多いですものね」保護者や地域の方たちは、校長が何をしているのかご存じありません。この記事をアップした一か月ほど後に区PTAの集まりがありました。「こんなことしてたんですね」他校のPTAの方から声をかけていただきました。
今日の一言 10月15日 区校長会
今日、午前中に実施された「区校長会」に出席しました。月に一度定例で開催されている区内の小学校の校長先生方が集まる会です。校長会には、大阪市教育委員会事務局と区役所のご担当者にもご出席いただいています。
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区の校長会では何を話しているのでしょうか?
○区役所からの連絡
○教育委員会からの連絡
○大阪市の校長会、大阪府の校長会、教育研究会のご担当の校長先生からの報告
○情報交換など
おおよそこのような内容で会は進められます。区の教育施策、日本全体から大阪市に至るまでの教育行政の大きな流れ、そして現場に密着した様々な対応など、学校運営に欠くこのできない大切なことばかりです。
この校長会に出席していて、毎回感銘を受けることがあります。
それは、校長会で「公立学校における初等教育とは。」
「目の前の子どもたちにとって最善の教育環境とは。」
「我々が作ってきた大阪市の教育とは。」
など、本質的な議論が行われることです。
校長先生たちから、区役所や教育委員会のご担当者へ投げかける鋭い質問や要望、その迫力。そしてそれに対するそれぞれのご担当者の誠実な受け答え。
「彼らの教育に対するこのような真摯な姿勢や態度、そして実践されている学校教育が、海外でもリスペクトされる日本を作っているのだな」と(ドイツから帰ってきた)私は、強く納得させられます。
みんなが学校をより良くしようと取り組んでいる。それは間違いない。
「よし!」と新たに力こぶをつくりながら、われらが学校へ向かう自転車のスピードが速くはやくなりました。
(引用:日本教育新聞 平成30年5月21日 ”心に響く校長講話”)