学校日記

今日の一言 9月26日 ゲーテの筆跡と和漢朗詠集

公開日
2022/09/26
更新日
2022/09/26

校長雑感 一隅を照らす

加美小学校に書の達人の先生がいます。彼女が出展している書道展にご招待していただく機会がありました。以前の「校長雑感」の記事を思い出し、大切にしていた感覚を忘れないようにしたいと改めて思い起こしたところです。
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美しいものごとに囲まれて生きたいと思い始めたのは、30年ほど前のことでしょうか。目にするもの、耳から聞こえる音・・・などなど

良い言葉を使おう。
その言葉を一番近くで耳にするのは自分だから。

とは、よく聞く話です。

自分が書く「字」も、誰よりも自分自身が目にするものです。

イライラした「字」
不機嫌そうな「字」
だらしない「字」
意志の弱そうな「字」
(否定的なことばかり書いてしまいましたが・・)

こんな字を毎日見ていてはいけない!!そう思って、「きれいな字」が書きたいと、横文字も含めで見本を探した頃があります。

日本語の見本はあるのですが、横文字がなかったので、ずいぶん探しました。
その時見つけた本が、写真(上)の本です。

ゲーテの筆跡。

眺めるばかりで、結局横文字は今でもうまくいきません。
でも、美しいものを見ると、精神が浮き立つような気分になりませんか?

・・・

写真(下)は、倭漢朗詠集。
書道を習っていた母からの贈り物です。