自分で考える!
- 公開日
- 2022/08/02
- 更新日
- 2022/08/02
お知らせ
令和4年8月2日(火)夏休みコラム
「優れたリーダーはなぜ傾聴力を磨くのか?(林健太郎著 三笠書房)より、
私は、日本に「指示待ち社員」が多いのは日本の学校教育も原因のひとつなのではないかと思っています。
日本ではテストでもなんでも、正解が決まっていて、それを導き出さないと不正解というスタンスです。理科なら「次のうち積乱雲はどれか?」みたいな設問が出題される。これが欧米だと、「この雲を見て洞察されることは何ですか?」「その洞察から、質問を一つ考えなさい」というような問題が出る。つまり、自分で考えることが重視される。
この「自分で考えさせること」が、部下の話を聞くときのポイントなのです。
先日、全国学力テストの結果が公表されました。大阪の結果の中で、最も顕著なものに理科の結果がありました。コロナ禍で実験実習ができなかったことが理由の一つとして考えられていますが、本著にある「自分で考える力」を育てきれていない現実もあるのではないかと思いました。
「自分で考えて行動する力」はテストの点数には直接反映されないかもしれない「目に見えない力」ですが、生きていく上での、特にこれからの時代には必須の力です!子どもも大人もこの力を高めましょう!