学校日記

幸せな国!!

公開日
2022/08/20
更新日
2022/08/20

お知らせ

令和4年8月20日(土)夏休みコラム
「チェンジの法則(麻生 泰 著 扶桑社)」より、

国連が調査を始め、2018年で7年目になる「世界幸福度ランキング」では、日本は54位と、先進国の中で相変わらずダントツに低い順位を推移しています。
多くの日本人が、「自分は不幸せだ」と思っているのです。現に、日本は世界で13番目に自殺者の多い国で、しかも事故死よりも自殺が多い国は世界でただ一つ、日本だけという悲しいデータもあります。
多くの日本人が幸せを感じていないことは、引きこもりの問題を見ても明らかです。日本には15歳から39歳の引きこもりが54万人、40歳から64歳の引きこもりが61万人もいると推計されています。
裏を返すと、それだけ多くの人が引きこもれるほど日本は豊かなのです。食べものに困っていた戦後の時代には、引きこもりたくとも環境がそれを許しませんでした。
僕たちは情報の自由も保障されています。中国に行くと、空港に到着したとたん、フェイスブックもツイッターも表示されなくなります。「天安門事件」以降、情報を入手することも、発言することにも制限がかけられているのです。
一方、僕たち日本人は、政治に不平不満を言う自由も持っています。体制を批判しても銃で撃たれることはありません。日本は自由な国です。しかし、僕たちが「当たり前」と思っていることは、海外では決して当たり前ではないのです。
ミリオンセラーになった「世界がもし100人の村だったら」という本を読むと、いかに日本という国が恵まれているかがよくわかります。「世界の48%の人は1日2ドル未満で生活している」「15%の人は栄養失調である」僕は、「日本に生まれただけで120%幸せ」ではないかと思うのです。


確かに日本は平和で幸せな国ですね。なのになぜ自分から命をたつ人がいるのでしょうか。悲しい現実です。私たち大人は子どもたちに夢と希望を与えられる存在でなくてはなりません。まずは、私たち大人が、この恵まれた環境の中で不満顔をせず、両手の中にある小さな幸せに気づき、大切にしたいですね!