学校日記

可能性は無限大!

公開日
2022/09/25
更新日
2022/09/25

お知らせ

令和4年9月25日(日)週末コラム
「チェンジの法則(麻生 泰 著 扶桑社)」より、

突然ですが、「卵を立ててください」と言われたら、立たせることができますか?中国の古典にあった「立春の日にだけ卵が立つ」という記述の真偽を確かめるために戦後間もない1947年、上海、ニューヨーク、東京の3ヶ所で実験が行われました。
結論から言うと、「卵は立つもの」なのです。卵の表面はザラザラしているので、それが脚の役割を果たすのです。当時の物理学者は「コロンブス以前の時代から今日まで、世界中の人間が、間違って卵は立たないものと思っていただけのことである」と言っています。
この話を聞いて僕も生卵を立たせてみたら、5分で立ちました。つまり、卵は立たないものだと思い込んでいたから、誰も立たせようとしなかっただけだったのです。
フィギュアスケートの4回転ジャンプといえば冬季オリンピックの華の一つですが、昔は4回転なんて不可能だと思われていました。100メートル走で10秒を切ることも、人類には絶対無理だと言われていました。ところが、一人達成した選手が現れると、世界中のアスリートが次々にその壁を越えていきました。誰も達成していないことは、やってみる前からできないと思い込んでいるのです。
僕が友人に、「音楽は楽しいよ、やってみたらいいやん」と言っても、「いやぁ、楽譜を読める気がしないし」などと言う人がいます。
けれども、楽譜が読めないわけがないのです。ひらがな、カタカナ、漢字が読める人なら誰でも、数時間で楽譜は理解できます。テンポと音程の組み合わせを見て、この記号を見たらこうする、という神経回路をつなぐ訓練をするだけなのですから。
やる前からできないと思っていては、何もできるようになりませんし、少しやってすぐにあきらめているようでは、「未来の卵(可能性)」は手に入らないのです。


自分ができないと思うとできない、できると思えばできる。人はできないことは思い浮かばないといいます。反対に言うと、頭に思い浮かぶことは、すべて実現するということです。もちろん努力なくしては、何も起こりませんが。可能性は無限大です。自分の可能性にフタをしないでほしいですね。