当事者意識その1
- 公開日
- 2023/11/04
- 更新日
- 2023/11/04
お知らせ
令和5年11月4日(土)週末コラム
当事者意識とは、物事に対して「自分が直接の関係者である」という意識のことです。
当事者意識をもち、仕事を自分ごと化して考えることができる人は、成果をあげるために主体的に行動を起こすことができます。
当事者意識が高まれば、
仕事に「面白さ」や「やりがい」を見いだせます。
当事者意識が低いと
仕事に「やらされ感」が生じます。仕事に対する興味や向上心は薄れます。
ではもう少し具体的なケースで言うと・・・
(「目的意識が低い」場合)
「何のために仕事をするのか」目的意識が低い場合、当事者意識も低くなります。自分に課せられた役割や責任が理解できていないからです。
このような状態では、周囲で起きたトラブルに対しても「自分は無関係」という態度をとるようになるでしょう。
反面、目的意識が明確な人は「仕事のゴール」が分かっているため、トラブルにも早めに対処し、ゴールに向かって最短距離を走るようになります。
(「人に頼る、他力本願」の場合)
当事者意識が低い人は、「他人まかせ」な態度をとることが多いようです。
問題があっても自分の力で解決しようとせず、「これは自分の仕事ではない」「だれか他の人がやるだろう」と考えます。
反面、他力本願でない人は、問題が発生すれば「自分に直結する重大事」と捉え、積極的に対処します。また、分からないことは自分で調べて解決するため、成長が早いという特徴もあります。
本校のめざす大人の姿のひとつ!
「すべての子どもを見守る大人」とは、学年や担当に関係なく、目の前の子どもは自分の子どもと捉え、支えて見守ることです。クラス全員の子どもを1人の大人が看取れるには限界があり無理があります。だからこそたくさんの大人で見守ることが必要です。学校では様々な職種の大人が子どもたちに関わっています。また、ゲストティーチャーやボランティアなど「ななめの関係」の大人の力もあります。
子どもを取り巻くたくさんの大人の力が子どもたちを見守り育てます。そして、そこには「自分には何ができるのか?」と問い続ける「当事者意識」が必要不可欠なのです。
(明日に続く・・・)