きょうの給食 12月15日
- 公開日
- 2021/12/15
- 更新日
- 2021/12/15
お知らせ
本日の給食メニューをご紹介します。
いわしのしょうが煮
みそ汁
高野どうふの煮もの
焼きのり
ごはん
牛乳
きょうの『いわしのしょうが煮』は、ひとり2尾ずつです。
本日のメニューには「こうや豆腐の煮もの」があります。
「高野どうふ」について、すこしお話します。
日本古来の伝統食「こうやどうふ」は、およそ800年前の鎌倉時代から食べれているようです。こうや豆腐そのもの、はじまりは諸説あります。
ひとつは、高野山の僧侶によって作られた「凍り豆腐」(こおりとうふ)が始まりとされています。
精進料理につかっていた豆腐が、冬の厳しい寒さで凍ってしまったものを、翌朝溶かして食べられるようになったと、いわれています。
高野山が起源とされる異説としては、中国から弘法大師が持ち帰ったという説もあります。
ふたつめは、長野や東北地方の冬場の食材としてつくられていた「凍み豆腐」(しみとうふ)が、はじまりの説。
豆腐を凍らせたものを、そのままつるして自然に乾燥させた保存食です。
江戸時代の初期頃は「氷豆腐」とよばれていましたが、高野山で作られたものはしだいに「高野豆腐」とよばれ、信者への贈答品やお土産とされていきました。
江戸時代におこった大きな飢饉(ききん)のころ、保存のきく貴重なたんぱく源として重宝され、次第に近畿から全国へ広がっていったようです。
また各地で同じように「凍み豆腐」の生産などもひろがっていきます。
時を経て、製法も改良され今の形に近いものになっていきます。
こうや豆腐は、保存ができて良質なたんぱく質の豊富な食品です。
そのため、近代になってからも、南極観測隊の食料になったり、宇宙食としても採用されたりしています。
日本にとても古くからある食材は、今の時代もかわることなく、最先端の場所で重宝される栄養食です。
今日も、栄養が豊富な給食のメニューです。イワシや、こうや豆腐をしっかり食べて、体を丈夫に保ちましょう。
午後からも、がんばって過ごしてください。