学校日記

10月28日(月)全校集会講話

公開日
2019/10/28
更新日
2019/10/28

山岡校長の「雨ニモ負ケズ」

いよいよ今週水曜日が「1,2年生合唱コンクール」、金曜日が「文化発表会」です。
この間、みなさんが取り組んでいる様子を見て回りましたが、全員が、それぞれの役割りに対して一生懸命に取り組んでいる姿が見られて、とてもうれしかったです。
また、普段の学校生活では見ることのできない姿も見られたので、とても楽しかったです。
前に話した、全国学力・学習状況調査の生徒質問紙で、最も全国平均より本校3年生が上回っていたのが、「学級みんなで話し合って決めたことなどに協力して取り組み、うれしかったことがある」(+11.3)という結果が分かります。さすがだなと思いました。

 反対に、全国平均より下回っていた「自分には、よいところがあると思う」(−11.2)というのが、君たち3年生の最も気にかかるところです。
 こんな話があります。
 ある病院の受付で働くAさんは、引っ込み思案で人見知りをする自分の性格が、短所だと気にしていました。
 しかし、その性格のおかげで病院の受付に来られた患者さんと接するとき、自分と同じような性格の方々に配慮ができるようになったそうです。
 病院内で困っている患者さんを見かけたら、「何かお困りですか?」と優しく声をかけます。また、相手が安心して話せるように、その人に合わせて表情や声のトーンにも気をつかっているそうです。
 その姿を見て、その病院の職員みんなが、Aさんを見習うようになったそうです。
 長所は、時として人を傲慢にします。しかし、短所は人を謙虚にし、努力する気持ちにさせてくれます。
 自分で自分を「だめだな」と思うことは誰にでもあるでしょう。しかし、だからこそ気づくことや学ぶこともあるのです。自分の短所を自覚して努力することで、あなたの魅力になるのです。

文化発表会の取り組みを通して、それぞれがそれぞれの役割りの中で、自分のいいところ、友達のいいところを見つけてください。そして、みんなが、「自分には良いところがある」と思える人間になってほしいと思います。