学校日記

1月7日(火)始業式講話

公開日
2020/01/07
更新日
2020/01/07

山岡校長の「雨ニモ負ケズ」

新年明けましておめでとうございます。
いよいよ、令和2年(2020年)、東京オリンピック、パラリンピックの年が始まりました。
「子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥」を「十二支」と言いますが、今年は、「十二支」の1番目、「子年」です。
そして、今年は4年に一度の「うるう年」ですので、2月が29日まであります。知っておいてください。

また、昨日1月6日(月)が、24節気の第23「小寒」でした。
この日を「寒の入り」と言い、寒さが厳しくなり、この日から「寒中見舞い」を出し始めます。
そして、日の出が最も遅い日は、12月22日の「冬至」の半月後ですので、この「小寒」のころです。今日も、夜明けが遅いのは、そのためです。
反対に、日の入りが最も早い日12月8日から1ヶ月くらいたっているので、この頃は5時を過ぎても明るいのです。

さて、お正月が来ると、「あけましておめでとうございます」という挨拶をしますが、これは、なぜか知っていますか?
皆さんは、自分の誕生日を知っていると思います。
しかし、昔の人たちは、自分の誕生日をはっきりと知らなかったので、「数え年」と言って、1月1日に全員が1つ年を重ねるものだと考えていました。
つまり、1月1日が、日本では、全員が誕生日だったのです。
だから、新年を迎えて、全員が年を1つ重ねたので、おめでとうございます。
これが、「明けましておめでとうございます。」の由来だと言われています。
誕生日に年を重ねる、つまり満年齢を使うようになったのは昭和になってからのことです。

さて、「1年の計は元旦にあり」と言います。
お正月にあたって、これだけはやり通そうと、自分なりに何か決意をしましたか?
こんな話があります。
ある晩、1匹のネズミが、水の入った木桶の中に落ちました。
最初は、飛び出そうとしましたが、高くて脱出できません。
そこで、木桶を食い破って脱出しようとしてかじり始めました。
しかし、なかなか食い破れません。
場所を変えてかじりますが、やっぱり駄目だと、あちこち食い破ろうとしますが、ついに力尽きて水に沈んで死んでしまいました。
翌朝、家の人が木桶を見ると、あと少しで喰い破れた穴がありました。その穴をあきらめずに噛み続けたら、穴が貫通して脱出できたことでしょう。

皆さんも、このネズミと同じ失敗をしてはいけません。
何かをやると決意しても、ちょっとしんどいことに出会うと、すぐにあきらめてしまう。
また次のことをやりだしても、またすぐに投げ出してしまうことを繰り返す。このネズミのように、中途半端ですべて終わってはいけません。
皆さんが生まれて来て、色々な家庭環境や状況にあると思いますが、唯一、誰にも平等に与えられているのが「時間」です。与えられた「時間」を有効に使って、何か決意したことをやり切ってください。

3年生のみなさんは、いよいよ明日から第5回「実力テスト」です。
1、2年生のみなさんも、明後日が「チャレンジテスト」です。しっかりと頑張ってください。

2学期終業式で紹介した、3年2組の大杉さんが、大阪北選抜チームの一員として、本日から大阪府立体育館で開幕された「JOCジュニアオリンピックカップ 第33回全国都道府県対抗中学生バレーボール大会」に出場し、全国ベスト8という成績をあげました。


このあと、先日お伝えした、野球部のWBC優勝の賞状、盾、優勝旗の伝達をします。