3月2日(月)幻の全校集会講話
- 公開日
- 2020/03/02
- 更新日
- 2020/03/02
山岡校長の「雨ニモ負ケズ」
本来ならば本日の全校集会で話す予定をしていた「全校集会講話」です。ご一読ください。(山岡)
今週3月5日(木)が、24節気の第3「啓蟄」です。
「冬眠していた虫が穴から出てくる頃」という意味で、より春らしくなってきます。
そして、明後日からいよいよ「公立高校一般選抜出願」です。
「公立高校一般入学者選抜」を受検する皆さん、あと1週間あまり、精一杯頑張って、しっかりと準備をしてください。
先日、野村克也さんがご逝去されました。心からご冥福をお祈りします。
野村克也さんは、選手としては南海ホークスで戦後初の三冠王となり、南海、ヤクルト、阪神、楽天の監督を歴任した名監督です。
野村監督は、昭和10年、京都府竹野郡網野町という小さな町に生まれました。
2歳の時に父親が戦死し、母親も病弱なため、父親の友人宅に預けられ、小学校3年生から新聞配達をするというご苦労をされたそうです。
母親に楽をさせてやりたいとプロ野球選手をめざして、京都府立峰山高校に進学しましたが、野球部は強くなく廃部寸前だったそうです。
高校3年生の秋に、新聞で南海ホークスの入団テストの記事を見つけて、顧問の先生に汽車賃を借りて、大阪まで受けに行き、なんとか合格しましたが、テスト生から一軍に昇格することはまずないと言われたそうです。
それでも、可能性はゼロではないはずだと思い、他の選手が遊びに行く中、ひたすら寮で素振りをしていたそうです。
頑張れたのは、「一生懸命やって、それでもクビになったのなら、自分に素質がなかったと諦めるしかない。後悔だけはしたくない」という強い信念だけだったと言います。
実際に、野村監督よりもずっと才能があったのに、やめていく選手がたくさんいたそうです。
彼らはみんな、「もっと頑張っておけばよかった。」と言って球団を去って行ったそうです。
3年生のみなさん、1日1日悔いの無いように「ポジティブ」にがんばってください。
1, 2年生の皆さんも、1年後、2年後を見すえて、日々の学校
生活を悔いのないようにがんばりましょう。