第1回 保護者進路説明会 校長挨拶
- 公開日
- 2020/07/03
- 更新日
- 2020/07/03
山岡校長の「雨ニモ負ケズ」
本日はお忙しい中を、本年度第1回目の保護者進路説明会においでいただきありがとうございます。
授業が始まって、やっと1か月が過ぎました。
子どもたちには、先週の全校集会で、「6月21日の日曜日が「夏至」でした。ということは、これから日が短くなって進路決定に向かっていくんだよ。」という話をしました。
授業補充、土曜授業、夏休みの短縮など、しんどいことが重なっていますが、子どもたちは、進路に向けて精いっぱい頑張ってくれています。
私自身も、3人の息子を育てた父親ですので、その経験も踏まえて、少し話をさせていただきます。
1つ目は、お子さんの進路について、ゆっくりと話をしてあげてくださいということです。
自分が何をしたいか、何になりたいか、という目標を持たせていただきたい。
目標ができれば子どもは変わります。
苦しい勉強も乗り越えられます。
自分が言われていやだったことは、くどくどと言わない。
せっかく、やる気になっている気をそぎます。
兄弟を比べない。兄弟3人、全く違います。
それぞれの子のいいところを見つけて伸ばしてあげてください。
よく「あなたのことを思って」と言いますが、子供のためにしてやらなければならないことと親の見栄とは違います。
2つ目は、学習環境を整えてやっていただきたいということです。
なにも勉強部屋を与えてくれとか、勉強を教えてあげてくれとかいうのではなく、話を聞いていただき、進路に向けてのモチベーションを高めてあげて欲しいと思います。
勉強しなさいと叱ることも大事だが、学習環境を整える気配りが子どもにはうれしく、やる気になる。
お子さんが勉強を始めたら、テレビを消してあげるなどのご協力をお願いします。
3つ目は、基本的生活習慣を確立させてあげて欲しいということです。
お子さんたちは、最終的に就職します。
遅刻、欠席をする、敬語を使えない、礼儀を知らない社員を欲しがりません。
まじめに一生懸命仕事する社員しか、雇ってくれません。
高校中退者が約3%、つまり30数人に1人です。
高校に適応できなくて、ほとんど高校1年生でやめてしまうそうです。
そのせいか、就職しても3年以内の離職率が30%、3人に1人です。
早い段階で志望校を見に行かせてください。
制服、部活動、通学時間、雰囲気、一緒に行く友達も影響します。体験入学、学校見学は、公立高校もやっています。
私立無償化については、すぐには、お金は入ってきません。それまでに、万が一退学していたら支給されません。
副読本、制服代、修学旅行代、定期代も考えなければなりません。
最後に、夏休みを利用して、進路決定の時期までに、歯科、耳鼻科、眼科などの治療を終えておいてください。
間際になって歯が痛い、などということのないようにしてあげてください。
このあと、進路担当より詳しく説明がありますので、お聞きいただき、分からないことは、ご遠慮なくご質問いただきたいと思います。
また、そのあと、修学旅行について説明させていただきます。
昨年度、2月28日(金)に、「沖縄修学旅行」の説明をさせていただきましたが、残念ながら実現しませんでした。
学校によっては、11月、12月の修学旅行になったりしているようですが、本校は9月に修学旅行を予約することができました。
ただ、新型コロナウイルスが今後どうなっていくかわかりませんので、再度変更があったときはご了承ください。
それでは、この後、学年のほうから、詳しい説明をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いします。