令和2年度 3月24日(水)修了式講話
- 公開日
- 2021/03/24
- 更新日
- 2021/03/24
山岡校長の「雨ニモ負ケズ」
今年度は、新型コロナウイルスの感染拡大のため、6月からの分散登校となりましたが、無事に文部科学省が定める年間の授業時数1015時間を確保し、教育課程を終えることができました。
ほとんどの行事が中止となり、夏休みも2週間だけとするなどして、授業ばかりの1年間となりましたが、みなさん、本当によく頑張ったと思います。
「凡事徹底」という言葉を知っていますか?
ごく当たり前のことを徹底してやり抜くという意味です。
松下電器(現パナソニック)の創業者である松下幸之助さんは、取引先の会社を訪問したとき、その会社の経営がうまくいっているかどうかを瞬時に見抜かれたそうです。
ごく当たり前のこと、「挨拶」「掃除」「整理整頓」が、ごく当たり前にできているかで、その会社の経営状態が分かったというのです。
イチロー選手も、「小さなことを積み重ねることが、大きな所へ行くただ一つの道である」と言っています。
イチロー選手は、「自分は才能があったわけではなく、毎日黙々とバットを振り続けた結果、大リーグで活躍できる選手になった」と言っています。
つまり「誰にでもできることを、誰にでもできないほど続ける」ことです。
君たちも、いよいよ、それぞれ上級生になります。
毎日の学校生活において、遅刻せずに登校し、授業を大切にし、宿題をし、提出物を出し、あいさつをし、身だしなみを整え、礼儀やマナーをきちんと身につけてください。
部活動、習い事、与えられた仕事に全力で取り組んでください
それが、将来、社会に出て、きちんと生きていくための訓練になります。
そして、新型コロナウイルス感染症に関しても、今の状況から考えると、まだまだ安心できません。本校でもいつ陽性者が出るかわかりません。
もし、本校で陽性者が出たとしても、決して個人を差別や偏見の目で見ることのないようにお願いします。
そして、たとえ陽性者が出たとしても、それ以上の感染拡大、すなわちクラスターにならないようにしなければなりません。
それには、いつも言っているように、手洗い、消毒、ソーシャルディスタンスを保つことと、体調が悪いときは登校しないこと、同居家族が検査を受けることになったときも登校しないこと、そして、何よりも常時マスクを着用することです。
学校生活で、唯一どうしてもマスクを取らなければならないのが「給食」の時間です。
そこで、皆さんにお願いですが、今マスコミでも報道されているように、「マスク会食」、つまり食べるときは話をせずに、食べ終わってからマスクをして友達と話をするように心がけてほしいと思います。
万が一、自分が感染したときに、周りの友達に感染を広げないために必ず守ってほしいと思います。
このあと、賞状の伝達と令和3年度前期生徒会認証式があります。