学校日記

全校集会講話 6月29日(月)

公開日
2015/06/29
更新日
2015/06/29

山岡校長の「雨ニモ負ケズ」

期末テストが終わりました。

以前言ったように、PDCAサイクルを生かして、しっかり、復習をしてください。

さて、テストが終わり、部活動も再開しましたが、気を付けてほしいことがあります。

10年くらい前に、大阪市の中学生が、朝練で倒れて亡くなるという事故がありました。

原因は、「脳梗塞」という病気です。

脳の血管が詰まり意識障害を起こして、発作が重ければ死に至る病気です。

特に夏場は「睡眠中」に大量の汗をかき、体内から水分が奪われるため、朝起きたときに水分をとらないと、血液がドロドロ状態になっていて、いつ血管が詰まって発作が起こるかわかりません。

そうならないためには、「こまめな水分補給」が最も大切です。

夏場の水分補給の目安は、気温が30度のときは1日に3リットル、35度のときは5リットルが必要だといわれています。

食事の時に、2リットルの水分をとったとしても、気温が30度のときは、さらに1リットル、35度のときは、さらに3リットルの水分補給が必要となります。

ジュース類は、糖分が多く含まれるため血液が高血糖状態となり、かえって血液がドロドロ状態になる危険性があります。

そのため、お茶か水での水分補給が好ましいです。

緑茶は、大量に飲むと胃を荒らすこともあるので、夏に麦茶を飲むのは、日本人の知恵だそうです。

また、「熱中症」は炎天下での活動中だけでなく、気温が高い日には、体育館、室内等においても発症する可能性があります。

運動部だけでなく、文化部においても、汗をかく夏場は水分補給が必要なのは同じです。

このことから、次の点に注意して、健康を守ってください。

《対策》
1 夜寝る前、朝起きたときに、コップ1杯の水分補給をする。

2 部活動等に行く前に、家で再度コップ1杯の水分補給をする。

3 部活動等の開始前にも、活動中にも、こまめに水分補給をする。

4 部活動等の終了後にも、コップ1杯の水分補給をする。

5 特に、試合の日は、緊張感から水分補給を忘れがちになるので、常に水分補給に心がける。

6 「こまめに」水分補給をすることがポイントです。一度にがぶ飲みすると、体が受け付けなくなり、腹痛の原因となることがあります。

水分補給のめやすとして、内科医の先生が言うには「透明なおしっこが勢いよく出るうちは大丈夫」なのだそうです。

黄色い尿がチョロチョロとしか出なくなると危険信号だそうです。

「早寝、早起き、朝ごはん」、そして、「水分補給」を合言葉に、基本的な生活習慣を崩すことなく、元気に活動して、3年生の皆さんは、部活動の有終の美を飾ってください。