学校日記

全校朝礼講話 9月14日

公開日
2015/09/14
更新日
2015/09/15

山岡校長の「雨ニモ負ケズ」

先週末、台風18号に伴う不安定な天候が続き、関東地方・東北地方で記録的な豪雨となり、甚大な被害が出ました。

尊い命を失われた方々のご冥福をお祈りします。

先週、9月8日が「白露」だという話をしましたが、季節通り、朝夕肌寒くなってきました。

寝冷えをしないように気を付けてください。

来週は、シルバーウィークで全校集会がありませんが、23日(水)が秋分の日です。

昼と夜の長さが同じになり、日暮が早くなりますので、部活動の帰り道、気を付けてください。

さて、いよいよ、田んぼの稲の稲穂が実る季節になりました。

梅雨入りに合わせて、2〜3本の苗を植え、株を増やしながら稲は育っていきます。

ところで、水田といいますが、なぜ田んぼに水を入れるか知っていますか。

それはもちろん、水を絶やさないためです。

それと、もし苗を水につからさないと、すぐに草が生えるからなんです。

水田にすることによって、草が生えません。

水が干上がって土が見えると、すぐに草が生えます。

草は稲をダメにします。

だから、農家の方は毎日、水を見に行きます。

ところが、今の季節になると、いったん水を抜いて田んぼを干あがらせます。なぜだか分りますか。

水田には、水がたっぷりあるうちは、稲は根を伸ばしません。

それでは、台風が来たら、ひとたまりもありません。

水を干あがらせることによって、苗は水を探しに根をのばします。

つまり大地にしっかりと根を張ります。

このことによって、台風が来ても倒れない稲になって、実を実らせます。

このことは、君たちに似ていませんか。

もしかしたら、小さい頃は、ちやほやと育てられたかもしれません。

でも、中学生になった今は、厳しさに耐えて根を張るときなのです。

厳しさ、苦しさに耐えないと、しんどいことがあったとき、すぐにこけてしまう人間になります。

自分のわがままばかり言ってないで、どんな人生の試練にも耐えられるよう、日々我慢することを覚えてください。

今日は、このあと、生徒会立候補者の紹介があります。