学校日記

9月12日(月)全校集会講話

公開日
2016/09/12
更新日
2016/09/12

山岡校長の「雨ニモ負ケズ」

今年は、記録的な暑い夏となりましたが、いよいよ終わりにさしかかり、秋雨前線による雨の季節になってきました。
先週、9月7日が「白露」だという話をしましたが、季節通り、朝夕肌寒くなってきました。
これから、いちだんと日暮が早くなりますので、部活動の帰り道、気を付けてください。

先週の木曜日、金曜日と、2年生のみなさんは、職場体験学習をしっかりとやり遂げてくれました。
 校長先生も、数件見て回りましたが、店で一生懸命働く姿、幼稚園で先生になりきって子どもたちを指導している姿に、とても頼もしく思いました。

 この職場体験学習は、本校が独自でやっているのではなく、文部科学省、教育委員会の指導のもとに行っています。
どのような目的があるのか分かりやすく説明すると、
近年、高校・大学への進学率が上がるにつれて、「何も考えずに、とりあえず高校・大学へ行こう」という生徒が増えてきた。
みんなが行くから、親が行けというから、目的意識もなく行くので、途中で退学してしまう。
社会人になったら、一生仕事をしなければなりませんが、また、とりあえず就職するので、自分の仕事に誇りがもてなくなり、途中でやめてしまう。
そうならないために、中学生の段階で、職業について考える機会を与え、早い時期から目的意識を持って学習して欲しい。
この仕事に就きたいから、その夢の実現に向けて頑張る。つまり、これが、「キャリア教育」です。

また、地域で働くことによって、自分も地域の一員であることを実感する。
自分の住んでいる町に愛着を持ち、誇りを持つ。
社会の一員となるためのルールやマナーを学ぶ。

1年生の皆さんも、来年です。楽しみにしていてください。
3年生の皆さんは、去年経験しています。今度は、「進路調べ」をしてください。
つまり、自分の在り方、生き方を考える。自分探しから自分創りに取り組んでください。

学校は、勉強ばかりではなく、なぜ行事があって、集団訓練があるのか。
勉強だけをしても、社会に出てやっていけない。
あなたが社長、店長、園長なら、どんな人を雇いたいですか。
きちんと挨拶ができて、まじめに仕事に取り組んで、みんなと仲良くして、困難なことが起こっても根気強く対応していくことのできる人を雇うと思います。
そういう社会人になるために学校生活を頑張ってほしいと思います。

今日は、このあと、生徒会立候補者の紹介がありますので、しっかりと聞いてください。