10月3日(月)全校集会講話
- 公開日
- 2016/10/03
- 更新日
- 2016/10/03
山岡校長の「雨ニモ負ケズ」
平成28年度も半年が過ぎ、実りの秋を迎え、いよいよ田んぼの稲穂が実る季節になりました。
梅雨時に2〜3本の苗を植え、株を増やしながら稲は育っていきます。
水田と言われるように、なぜ田んぼに水を入れるか知っていますか。
もちろん、水を絶やさないためです。
それと、もし、水を張っていないと、すぐに草が生えてしまします。
一面を水面にすることによって草が生えません。
水が干上がって土が見えだすと、すぐに草が生えます。
草は稲をダメにします。だから、農家の方は毎日、水が干上がっていないか見に行きます。
ところが、今の季節になると、いったん水を抜いて田んぼを干あがらせます。これは、なぜだか分りますか?
水田にして、水がたっぷりあるうちは、稲は根を伸ばしません。しかし、それでは、台風が来たら、ひとたまりもありません。
水を干あがらせることによって、苗は水を探しに根をのばします。
つまり大地にしっかりと根を張ります。
このことによって、台風が来ても倒れない稲になって、実を実らせます。
このことは、君たちに似ていませんか。
もしかしたら、君たちは、小さい頃は、ちやほやと育てられたかもしれません。
でも、中学生になった今は、厳しさに耐えて根を張るときなのです。
厳しさ、苦しさに耐えないと、しんどいことがあったとき、すぐにこけてしまう人間になります。
自分のわがままばかり言ってないで、どんな人生の試練にも耐えられるよう、日々我慢することを覚えてください。