避難訓練 校長講話
- 公開日
- 2017/05/26
- 更新日
- 2017/05/26
山岡校長の「雨ニモ負ケズ」
避難訓練こそが、ふだんから取り組んでいる集団行動が試されるときですが、しっかりとできましたか?今回は、避難完了までに、3分47秒かかりました。
この機会に、次のことをしっかりと考えてほしいと思います。
1.1年生の皆さんには、一泊移住のキャンプファイヤーでも話しをしましたが、太古の昔から、火というものは動物たちにとって怖い存在でした。
動物たちのすみかである森を焼き尽くす恐ろしい炎。
ところが、人間だけが、その火を活用することによって文明を作りあげたのです。
しかし、人間の理性によって生活に役立っている火というものは、ひとつ使い方を間違えると、動物たちが恐れたように、その恐ろしい炎で、すべてを焼き尽くします。
君たちの家を、財産を、命までも。時には、ご近所にまで迷惑をかけることもあります。
くれぐれも、火の取り扱いには慎重を期して、絶対に火事を出さないようにしてください。
2.避難訓練の意義は、万が一火事が起こったとしても、1人として犠牲者を出さないようにするためです。
もし、動物たちのように弱肉強食の世界で、弱者を押しのけて、我先に自分が助かることだけを考えるのであれば、避難訓練なんて要らないということです。
強いものが弱いものを助け、1人として犠牲者を出さない。そのために、万が一火災が起こったとき避難する訓練をする。それが避難訓練だということです。
3.旅行などで外泊したときに、みなさん一人ひとりがやっておかなければならないことは、万が一に備えて、避難経路を確認しておくということです。
もし、夜に火事になったときに、あたり一帯、電気が消えて真っ暗になるかもしれません。
4.今日は、火災を想定した避難訓練を実施しましたが、この避難訓練は、火災だけでなく、震災、津波、また、学校に不審者が入ってきたときの防犯訓練を兼ねているということです。
以上のことを、この機会に、1人1人が真剣に考えてください。