9月25日(月)全校集会講話
- 公開日
- 2017/09/25
- 更新日
- 2017/09/25
山岡校長の「雨ニモ負ケズ」
先週土曜日、23日(土)が24節気の第16「秋分」でした。
夕方6時には暗くなってきますので、部活動の帰り道、気を付けてください。
23日(土)、24日(日)と、大阪市秋季総合体育大会が開催され、君たちの一生懸命にがんばる姿を見ることができました。
校長先生の前任校に、君たちと同じように、勉強に部活動に一生懸命に頑張っていた一人の生徒が、2年生のこの時期に病におそわれ、中学校を離れて闘病生活を送ることを余儀なくされました。
彼は、一日も早く中学校に戻って、みんなと一緒に学びたい、学校生活を頑張りたいという一心で病と闘いました。
そして、みごと病気を克服して、3年生の2学期から中学校に戻ってきました。
その彼を、学校中みんな、温かく心から受け入れました。
しかし、戻ってきた当初、彼はまだ、感染症予防のため、集団に近づくことができませんでした。
そのため、全校集会でも、彼は、学級から離れて10メートルくらい後ろに一人で並んでいました。
にもかかわらず、彼は、力強く、腕をまっすぐに伸ばして「前にならえ」をしていました。その姿を見て、思わず目頭が熱くなりました。
「前にならえさえも一生懸命にできないような人間に、何が一生けん命にできるのか」その彼の姿を見て、周りの生徒を叱りました。
彼は、病魔を克服しました。
しかし、命を失った子どもたちもいます。
君たちが、「何気なく過ごしている一日」は、「明日も生きていたいと願って命を失った人たちが生きたかった一日」なんです。
君たちは、その分まで、一日一日を、一生懸命に大切に生きる義務があります。一日一日を大切に、精一杯全力で生きてください。
体育大会において、集団に埋もれるのではなく、一人一人が主役として輝き、集団の力を見せてください。