12月18日(月)全校集会講話
- 公開日
- 2017/12/18
- 更新日
- 2017/12/18
山岡校長の「雨ニモ負ケズ」
今週の金曜日、12月22日が、24節気の第22「冬至」です。
昔から、「冬至」には、かぼちゃを食べて、「柚子湯」に入る習慣があります。
諸説ありますが、かぼちゃ、つまり南瓜(なんきん)は、元々、南方から渡ってきた夏野菜で、1年で最も太陽の力が弱まる日に、皮が固く保存のきく夏野菜、かぼちゃを食べることによって、柚子湯とともに、風邪をひかないようにしたのではないかと言われています。
これからインフルエンザがはやる季節です。
体調を万全に整えて、これからの寒さに負けずに、頑張りましょう。
さて、「人間万事塞翁が馬」ということわざを知っていますか?
昔、中国の北方の国にすむおじいさんが、素晴らしい名馬を飼っていました。しかし、あるとき、その名馬が逃げてしまいます。近所の人たちは、さぞかしおじいさんは悲しんでいるだろうと思い、慰めようとおじいさんを訪ねました。しかし、全く悲しんでいる様子もなく、「そのうちによいことがあるでしょう。」と平気な顔をしていました。
すると、しばらくたって、その逃げた名馬が、一頭のメス馬を連れて帰ってきました。近所の人たちは、今度はおじいさんが、さぞかし喜んでいるだろうと思って、家に行くと、「何か嫌なことが起こらなければいいのだが。」と一向に喜んでいる様子はありません。
すると、しばらくして、そのメス馬に乗っていたおじいさんの息子が落馬して、足の骨を折る大けがをしてしまいます。
近所の人が見舞いに行くと、おじいさんは、「また、いいこともあるでしょう。」という返事です。すると、しばらくして、隣の国と戦争となり、おじいさんの息子は、足の骨を折っていたために、戦争に行かなくて済みました。
つまり、人生には、いいこともあれば、悪いこともあるのです。
今、皆さんは、進路相談会、2学期末懇談会に臨んでいます。
いいことを言ってもらったときこそ、気を引き締めてください。
反対に、今が良くなくても、そのことをしっかり反省して頑張れば、いい方向に向かうでしょう。
担任の先生、保護者の方に言ってもらったことを、しっかりと考えて行動し、成長していってください。