「１月はいく、２月はにげる」と言われる通り、いよいよ２月も終わり、明後日２月２８日（水）が公立特別入学者選抜の合格発表です。
そして、いよいよ今週末３月２日（金）から公立一般入学者選抜の出願、３月１２日（月）が学力検査です。

部活動において「練習はうそをつかない」ということを言ってきました。
同じように学習においても「努力はうそをつかない」、自分のやってきたことを信じて、がんばってください。

ピョンチャン・オリンピックで、日本選手の活躍が報じられていますが、どの選手も真面目に誰よりも努力を積み重ねてきた結果だと思います。
ある選手が言っていました。「練習が足りない、自信がない時は緊張する」そうです。「やるだけのことをやってきたら、緊張よりも楽しみが勝る」そうです。
きみたちも、自信を持って試験に臨んでください。
　
ある日、電車に乗ると、部活動帰りの高校生が、大きなカバンを持って乗っていました。
車内は空いていたので、高校生たちはみんなカバンを椅子の上や足元に置き、広々と座っていました。

次の駅で、ホームにたくさんの人が待っているのを見て、1人は気を利かせてカバンをひざの上に置き席を空けました。

次の1人は、乗客が乗り込んできて席が埋まって、自分たちの前に立つ人が出てきたので、あわてて、カバンをひざの上において席を空けました。

もう1人は、お年寄りの方が「すみません。カバンをどけて座らせてくれませんか」と言われてからカバンをひざの上に置いて席をゆずりました。

あなたは、どの高校生になるのでしょうか？
最初の1人は、たくさんの人が乗ってくるという周りの変化をすばやく察知して、いち早く対応しました。
次の1人は、自分の前に立つ人が出てくるという、明らかに状況が変化してから空気を読んで対応しました。
もう1人は、自分たちのおしゃべりに夢中で、周りの状況の空気が読めずに、お年寄りに言われてから、あわてて対応しました。

進化論を唱えたダーウィンが、「地球上で生き残ることができたのは、体が1番大きい生き物でもなく、力が1番強い生き物でもない。変化に対応できた生き物だけだった。」と言っています。

先週、電車の中で手話をつかってお話しされている方を笑いながら動画で撮影した高校生の話をして、きみたちにはそんな高校生になってほしくないという話をしました。
ぜひ、君たちは、周りの状況を読んで、自分で考え、行動できる人間になってほしいと思います。