学校日記

12月25日(火)2学期終業式講話

公開日
2018/12/26
更新日
2018/12/26

山岡校長の「雨ニモ負ケズ」

この長丁場の2学期、きみたちは、体育大会、文化発表会をはじめ、さまざまな取り組みにおいて多くの素晴らしい成果をあげることができました。とてもよく頑張りました。

先週の土曜日、12月22日が、24節気の第22「冬至」でした。
昔から、「冬至」には、かぼちゃを食べて、「柚子湯」に入る習慣があります。
諸説ありますが、かぼちゃ、つまり南瓜(なんきん)は、元々、南方から渡ってきた夏野菜で、1年で最も太陽の力が弱まる日に、皮が固く保存のきく夏野菜、かぼちゃを食べることによって、風邪をひかないようにしたのではないかと言われています。
これからインフルエンザがはやる季節です。部屋の換気に気を付けて、体調を万全に整えて、これからの寒さに負けずに、頑張りましょう。

1学期末終業式で、生駒山に登る服装で富士山には登ることができない。富士山に登るような高い目標をたてたら、高い富士山に登るだけの周到な準備をしなさい。ましてや、エベレストに登るような高い目標をたてたら、その決意で準備をしなさい、という話をしました。
3年生の皆さんは、第2回進路懇談会も終わり、自ら決めた進路に向かって、まっしぐらに学習していることと思います。

しかし、せっかく努力して入学した高校を中退してしまう高校生が増加していることが大きな社会問題となっています。高校に適応できなくて、ほとんどが高校1年生で退学してしまうそうです。
そして、就職してからの3年以内の離職率が、なんと30%、3人に1人に達するということです。

そこで、国が、高校生に3年間継続して、35項目のアンケート調査をしたところ、高校を卒業した生徒と、途中で中退した生徒とのあいだで、大きく差が開いた項目が、「まじめに授業を受けている。」「学校行事に熱心に参加している。」そして、「部活動に熱心に参加している。」だったそうです。

つまり、せっかく入学した高校をやめずに卒業するには、そして、せっかく就職した会社をやめずに働き続けるには、今の中学校生活で、「まじめに授業を受けること」「学校行事に熱心に参加すること」「部活動に熱心に参加すること」が大切だということです。

そした、君たちが入学したい高校も、就職したい会社も、そんな生徒が来てほしいと思っているということです。

1,2年生の皆さんも、この先待ち受けている進路決定を恐れる必要はありません。毎日の中学校生活を、「まじめに授業を受け、学校行事に部活動に熱心に参加していれば、おのずと進路が開けるということです。「人事を尽くして天命を待つ」です。しっかりと学校生活をがんばりましょう。

そして、先日紹介した通り、3年1組の大杉さんが、大阪北選抜チームの一員として、本日から大阪府立体育館で開幕する「JOCジュニアオリンピックカップ 第32回全国都道府県対抗中学生バレーボール大会」に出場しますので、応援してください。

このあと、各種表彰状の伝達、そして古岡先生から冬休みの生活についてのお話があります。