2月25日(月)全校集会講話
- 公開日
- 2019/02/25
- 更新日
- 2019/02/25
山岡校長の「雨ニモ負ケズ」
12月22日の「冬至」から早や2カ月余り、夜明けも随分早くなり、夕方も18時頃まで明るくなってきました。
先日、競泳の池江璃花子選手が、白血病であることを公表されました。
そして、「神様は乗り越えられない試練は与えない。自分に乗り越えられない壁はないと思っています。」と病気と闘う決意を述べられました。
治療に専念され、一日も早く回復されることを祈ります。
校長先生の前任校でも、君たちと同じように勉強に部活動に一生懸命に頑張っていた一人の生徒が、2年生の夏休みに白血病におそわれ、中学校を離れて闘病生活を送ることを余儀なくされました。
彼は、一日も早く中学校に戻って、みんなと一緒に学びたい、学校生活を頑張りたいという一心で病と闘いました。
そして、みごと病気を克服して、3年生の2学期から中学校に戻ってきました。
その彼を、学校中みんな、温かく心から受け入れました。
しかし、戻ってきた当初、彼はまだ、感染症予防のため、集団に近づくことができませんでした。
そのため、全校集会でも、彼は、学級から離れて10メートルくらい後ろに一人で並んでいました。
にもかかわらず、彼は、力強く、腕をまっすぐに伸ばして「前にならえ」をしていました。その姿を見て、思わず目頭が熱くなりました。
「前にならえすら、一生懸命にできないような人間に、何が一生懸命にできるのか!」その彼の姿を見て、周りの生徒を叱りました。
彼は、病魔を克服しました。そして、別室で一人学習に取り組み、高校に進学しました。
先日、偶然町で彼に会ったら、医師をめざして医学部に入って頑張っているということでした。
みなさんも、一日一日を大切に全力でがんばりましょう!
このあと、「読書感想画コンクール」入賞作品の表彰状の伝達を行います。