わかってあげてからわかってもらう 〜 小学校全校朝会
- 公開日
- 2020/10/12
- 更新日
- 2020/10/12
校長先生の“夢”ブログ
今日は、第5の習慣「わかってあげてからわかってもらう」について考えてみましょう。
視力が落ちてきたので眼科に行ったとします。
医者があなたの話を聞いたあと、自分のめがねを外し、あなたに手渡してこう言います。
医 者:「これをかけてごらん。本当に良いめがねなのであなたに差しあげますね」
(あなたはそのめがねをかけるが、ぜんぜん見えない…)
あなた:「先生、このめがねは見えません」
医 者:「そんなはずはない。私がかけるとこんなにもよく見えるのだから…」
あなたはもう、この医者には診てもらう気になりませんよね。
この医者は、あなたの気持ちをわかろうともせず、ただ自分の考えをあなたに押しつけただけなのです。
でももしこの医者が、“あなたの視力を把握”し、“どう見にくいのか、どうすれば見えやすくなるのか”を真剣に聴いてくれたあとにめがねを勧められていたならば…。
印象は随分違ってくることでしょう。
自分の気持ちをわかってもらうためには、まず『相手の話をしっかり聴く』ことが大切なのだと思います。
※10月12日(月) 小学校全校朝会 校長講話より