メジャーリーグで活躍している大谷翔平選手を知っていますか？
ピッチャーとバッターの「二刀流」で活躍されています。世界で活躍している大谷選手のある行動が注目されています。それは、グランドに落ちているごみを拾ったり、ホームラン競争の賞金をスタッフにプレゼントしたことです。

自分の事だけでなく、「誰かの笑顔のためにできること」を実践している大谷選手は、素晴らしいなと思います。

さて、校長先生は「論語と算盤」という本を読みました。次の1万円札に肖像画が使われることになっている渋沢栄一さんの本ですね。本の中で印象に残った言葉があります。

『できるかできないかよりも やりたいことを貫く』

という言葉です。
多くの成功者の判断の軸は、できる・できないではなく、本気でやりたいかどうか、だそうです。コロナ禍の逆境の中だからこそ、志を持って動くことが大切です。
でも、やりたいことを貫くためには、何をやってもいいのでしょうか？

渋沢さんは一方で、「相互の情によって立つ」とも書かれています。
「やりたいこと」を貫くためには自分の事だけを考えるのではなく、「支えてくれる周りの人を大切にする」ことも必要なのです。

大谷選手の行動を見ていると、『やりたいことを貫く』ことを実践し、『支えてくれる周りの人を大切にする』ことも実践している…。まさに人生の「二刀流」です。
『誰かを笑顔にするために 自分に何ができるのか』を実践し続けるその姿に、自分の人生を豊かにするためのヒントがかくされていると思いませんか？

みんなにとってステキな夏休みになりますように。


※7月19日（月） 1学期終業式 校長講話