学校日記

小学校 全校朝会

公開日
2023/10/30
更新日
2023/10/30

学校日誌

 もう10月も明日で終わりになりますが、明日の10月31日はみなさんもよく知っているハロウィンですね。仮装をしたり色々と飾り付けをしたり、「トリック・オア・トリート!」と言ってお菓子をもらったり、楽しいイベントとして親しまれていますね。
 ハロウィンは、もともとは2000年以上も昔、古代ケルト人のお祭りといわれていて、本来は秋の収穫を祝うお祭りでした。そして、古代ケルト人たちの間では、10月31日が一年の終わり、日本で言う「大晦日」のような日でした。この日は「亡くなった人の魂がこの世に帰ってくる」と言われていて、それと同時に、「悪魔や魔物もやってくる」と言われていました。悪魔や魔物は、家畜や作物に悪い影響を与えたり、こどもをさらっていたり、人間の魂をとっていくと恐れられたりしていて、魂が魔物に取られないように、人々は魔物に見せかけたオバケの衣装を着て仮装して「自分たちも仲間だよ」と魔物に思わせていたそうです。
 テレビのニュースでもハロウィンの様子がよく放送されますが、色々と仮装をして沢山で集まり、自分さえ楽しければいい、といった人が増えてきています。仮装した人たちが騒いで、ほかの人に迷惑をかけているのに気づかず、そこに住んでいる人達が困ってお巡りさんがとりしまっている様子もみかけます。楽しいイベントだからこそみんなや周りのことを考えながらやらなければなりません。
 学校生活の中でも、行事や校外学習など楽しことがたくさんあります。楽しむためには、周りの人たちに迷惑をかけないよう、嫌な思いをさせないようにしていますか。中にはルールをきちんと守ってこそ楽しめるものもあります。例えば、ドッチボールをして遊ぶ時、ボールが当たったらコートの外に出るとルールがありますが、ボールが当たってしまった人が「いやだ!ボールに当たったけどまだコートの中にいたい!」といって、その思いを通してしまうと、ゲームが成立しなくなりますし、他の人も嫌な思いをしてしまいます。
自分が楽ければいいということではなく、自分勝手な事をして周りの人にいやな思いや迷惑をかけてりまっては、楽しいことも楽しくなくなってしまいます。
色々な事を楽しむためには、ルールを守ったり、周りの人に迷惑をかけず、周りの人が嫌な気持ちにならないように考えたりして楽しみましょう。
令和5年10月30日 小学校全校朝会 副校長講話