学校日記

令和5年度 修了式

公開日
2024/03/22
更新日
2024/03/22

学校日誌

 令和5年度の修了式。ここには1年生から5年生、7年生と8年生しか居ませんね。浪速小学校と日本橋中学校、それぞれの最高学年は卒業式を終えたので、今日の修了式を前に卒業して行きました。
 今の学年は今日で終わり、次にここに集まるときはそれぞれ一つ学年が進んでいます。どうか、一つ学年が上がることを自覚し自己成長をしてくださいね。
さて、今日はこんなものを用意しました。教頭先生お願いします。中学生の皆さんもしっかり見えていますか。
 小学校5年生で学習する「振り子」です。4年生までの児童の皆さんは「振り子」という言葉は初めて聞くかもしれませんが、この動きを見てください。特に難しいことはないですね。教頭先生に持っていただいていますが、特に揺らしてはいません。単に紐に重りをぶら下げているだけです。
 重りを増やしてみましょう。さてよく見てくださいね。教頭先生は揺らしてないですよ。一つだけ揺らしてみます。すると、他のものまで揺れていきますね。よく観察してくださいね。初めに揺らしたものが止まって他の重りが揺れています。そのままにしておくと元の重りが揺れ始めてさっき揺れていたものが止まります。
 これはね、誰かがいいことをしたら他の誰かがいいことをしようとする。誰かがよくないことをしたら他の誰かがやっぱりよくないことをする。この一年でそんな場面なかったでしょうか。登校中に誰かが先生に挨拶をすると自分も声を出して挨拶をする。とか。ごみを拾う人がいたら別のごみを拾う、とか。ん〜。ないかな。
 だったら、誰かが信号守らないと自分も守らない。誰かが前にならえをしなかったら自分もしない。誰かが掃除をさぼったらみんなさぼりだす。これならあるのかな。
あまりよくないことはこの振り子のようにすぐに他に真似をする人が出ます。でもいいことはなかなかこの振り子のようには行きませんね。
 教頭先生ありがとうございました。
 この一年を振り返って自分はどうだったでしょう。いいことマネできたかな。いいことのお手本になれたかな。誰かがまねをしてくれるような最初のいい振り子になれたでしょうか。そんなことをしっかりと思い返して、2週間の春休みを有意義なものにしてくださいね。
 4月、一つ成長したみんなの顔を期待しています。
                  令和5年度 修了式 校長講話