学校日記

小学校 全校朝会 いじめ(いのち)について考える日

公開日
2024/05/20
更新日
2024/05/20

学校日誌

 (紙を見せて)
 この紙には、何の傷もついていません。見ていてください。
 (紙を丸め、広げてみる)
 どうなりましたか。
 たくさんのしわがついて、傷ついていますね。すっかり元通りにはなりません。折れ曲がったところ、しわになったところを戻そうとしても、やはり残ってしまいます。
 今、みなさんの見ているのは紙ですが、これが自分の心だったら、どうでしょう。
 誰かの言葉や行動で自分の心が傷つけられたとします。謝ってもらって、許そうと思っても、この傷は消えないかもしれません。しばらく経って、痛みはやわらぐかもしれませんが、何か月も何年も、この消えないしわのように傷ついた心が覚えているかもしれません。大人になってもその傷は、ずっと心から消えないかもしれません。
 それが人の心です。傷つきやすくて、治りにくいものです。
 自分の心を傷つけてほしくないですね。
 では、人の心は傷つけていいでしょうか。
 絶対にだめです。
 心は、見えないからこそ、どれほど傷ついたか、どれほど傷つけてしまったか、わかりにくいのです。
 校長先生は、4月8日の始業式でみなさんに二つ、お願いをしました。一つめは、挨拶と返事をしっかりしてほしいということ。二つめは、一人ひとりの命を大切にしてほしいということでした。
 命を大切にするということは、心を傷つけないということです。そのことをよく考えて学校生活を送ってくださいね。
                令和6年5月20日 学校長 講話


 石川先生からは「せっけんでていねいに手を洗おう」という目標についての話がありました。