二年生 平和学習 三時間目
- 公開日
- 2025/07/03
- 更新日
- 2025/07/03
お知らせ
二年生は今日の6限目に平和学習の3回目を行いました。3回目の今回は原爆が落とされたことについて答えたアメリカのアンケートの結果を踏まえて、なぜ、それでもオバマ元大統領が広島に来て演説を行ったのか、その演説の中で何を語ったのか知りました。戦争は誰も幸せにしません。単純に勝った負けたで終わりではなく、人がなくなってしまう以上、どちらの国にも傷としてずっと残り続けるわけです。戦争は最大の人権侵害です。その戦争で傷つけられたことをずっと恨みに思っていたら、つい謝れと謝罪や償いを求めてしまうでしょう。しかし、当時、広島の被爆者たちはアメリカの大統領に謝罪を求めて日本に来るように手紙を出したわけではありませんでした。原爆を落とした国のアメリカの大統領が広島を訪れ、原爆の実相を知り、その上で二度とこんな悲惨な兵器が人類に向かって使われることのないよう、共に願って欲しいとして被爆者たちは大統領に来日をお願いする手紙を出したのです。恨みごとではありません。そうした人々の真摯な思いが大統領の心を打ち、当時のアメリカの国内で日本を訪れることについての反対があったにもかかわらず、オバマ元大統領は日本を訪れて広島で演説を行ったのです。そうした経緯を知って、各クラスではお互い何を感じたか話し合いました。
そして、そんな中、また今世界では相手国を負かすために核をちらつかせる事態が起きています。
そして唯一の被爆国の日本では若者へのアンケートで原爆投下の日時を知らないという若者が多いという結果も出ています。そんな目まぐるしく変わる世界情勢の中で、二度と戦争が起きないために私たちに何ができるか、しっかり、自分ごととして考えた一時間でした。