学校日記

3年生 多文化理解教育

公開日
2020/12/14
更新日
2020/12/14

お知らせ

本日6限に、本校に毎週来ていただいているソンセンニムに在日韓国朝鮮人の方々の歴史について、ソンセンニムご自身の経験もふまえてお話しいただきました。


現在日本に住んでいる外国人約280万人の中で、最も多いのは中国人、次いで韓国朝鮮人、次にフィリピン人です。

ソンセンニム自身は、在日韓国朝鮮人三世として生きてこられました。
彼女のハラボチ(祖父)、ハルモニ(祖母)がどのようにして日本に来たのか教えていだきました。
日韓併合後、韓国朝鮮の方々は、仕事や土地を奪われ、自分を表現するための言葉も自由に使うことができなくなりました。その上、名前を日本式に変えることを強要されました。当時そうしなければ生きていけなかった人たちがたくさんいました。

また、ソンセンニムが子どもの頃に感じていた疑問から知っておくべきことをたくさん教えていただきました。

一番悲しいことは、在日韓国朝鮮人の方々の存在を知らない人がいることだとおっしゃいました。

まだ日本には自分のルーツを隠しながら生きている人もいます。みなさんがそういう方に出会ったらどうするのか、考えてみてほしいとおっしゃいました。
日本でともに暮らしている少数派の外国人の方々への理解を深め、多数派である日本人が知るべきことがたくさんあると感じました。

大切なことは、「自分を知り」「相手のことも知り」「みんなが違うことが当たり前だ」と受け入れられる人になりましょう!
そして、そんな人が増えれば誰もがありのままに堂々と生きられる社会なるはずです!