学校日記

1年生かるた大会

公開日
2015/01/16
更新日
2015/01/16

できごと

百人一首には、住吉を謳った歌があります。

「住の江の 岸による波 よるさへや
   夢の通ひ路(ぢ) 人目(ひとめ)よくらむ」
           藤原敏行朝臣(百人一首18番)
  (現代語訳)
 住之江の岸に寄せる波の「寄る」という言葉ではないけれど、
 夜でさえ、夢の中で私のもとへ通う道でさえ、どうしてあなたは
 こんなに人目を避けて出てきてくれないのでしょうか。
 
 * ことば
 「住の江」は、摂津国住吉(せっつのくにすみよし=現在の大阪
 府大阪市住吉区)の海岸(住吉大社付近)のことです。

今日、1年生は5、6時間目、学年かるた大会を行いました。

百人一首18番は本校校区、住吉大社付近の海岸を舞台に詠まれた、はかない恋いの歌です。今でこそ、国道が走り、海岸の様子はわかりませんが、その国道に面した、住吉公園や住吉大社の松林は、800年前の鎌倉時代の海岸を想像させてくれます。
また同じく、国道に面して、昔の灯台が復元され、海岸の趣を漂わせています。

本校の生徒の皆さんも昔の人の思いを胸に頑張って、大いに大会を楽しんでほしいと思います。