学校日記

夜の海に、心をほどく。隠岐の静寂、そして夜レクへ

公開日
2025/06/11
更新日
2025/06/11

お知らせ

夕餉を終えた生徒たちが、ふと外へ足を向ける。
するとそこには、音を置き忘れたような世界が広がっていました。

潮の香りは、空気の輪郭をやわらかくなぞり、
波の音は、まるで胸の奥をゆっくり洗うように届いてきます。
灯りの少ない浜辺には、夜の闇が深く、穏やかに沈んでいきます。

*都会では「騒がしさ」が日常のBGM。*
でもここでは、*「静けさ」こそが音楽のように響いています。*

誰かが口を開く必要もない。
誰かが説明する必要もない。
ただその風景の中に、身を置くだけで、
*人間は自然と対話していることに気づきます。*

このあと、各クラスは夜のレクリエーションへ。
でも、その笑顔の背中にはきっと、
*今、五感で吸い取った“静寂の記憶”が、そっと揺れていることでしょう。*