夜の静寂に、一瞬だけ咲いた灯 1組、隠岐の空に描いた記憶
- 公開日
- 2025/06/11
- 更新日
- 2025/06/11
お知らせ
3年1組の夜、*その手には花火。*
火薬の匂いと微かな風。
ひとつ火を灯せば、暗闇が少しだけ色づいて、
次の瞬間、静かに宙に消えていきます。
*大阪の空ではない。*
ここは、街灯もビルの光も届かない、*隠岐の夜空*。
その暗さが、逆に花火の輪郭をはっきりと浮かび上がらせる。
*生徒たちは声を上げすぎず、火の軌道を目で追い、静かに手を動かしながら、笑い合っていました。*
この時間に意味を求める必要はありません。
ただ、*一瞬を大切に扱う姿そのものが、成熟の証。*
大自然を前に、文明の小さな火を手にする。
その姿には、*人が自然の中で何を感じ、どう在るべきか*
そんな問いまでもが、そっと立ち上がってくるようでした。