学校日記

絆という名の宝石が、静かに輝き出す瞬間

公開日
2025/06/12
更新日
2025/06/12

お知らせ

隠岐の島での学びが深まる中、最も顕著に表れたのは、人と人との絆の質的変化でした。今回の修学旅行におけるクラス分宿の意図は、まさにそこにあります。大きな輪を意識するあまり見落としがちな、隣にいる友との関係性。隠岐の地は、その輪の中にある小さな光を確かに照らしてくれました。

3年3組では、昨日の投稿でも触れたシーグラスのチャームが、その象徴として静かに存在感を放っています。今日、再びそれを手にした生徒たちの姿は、単なる土産選びではなく、“心の共有”という無形の財産を築く営みに他なりませんでした。

人は、非日常の空間と時間の中で、ようやく普段の殻を脱ぎ捨て、本音で交わることができるのかもしれません。そして、この体験こそが、人との繋がりを深めるもっとも尊く、かけがえのない教育活動となるのです。

隠岐の静けさが、子どもたちの心の奥底にあった小さな思いをすくいあげ、それを絆という名の宝石に変えてくれました。