こんにちは。学校図書館補助員の門野です。本日図書室開館しています。
昨日からパラリンピックが始まりました。今日から2学期が始まったみなさんは学校生活が中心になりテレビで観戦の機会も少なくなるかもしれません。そして場所は東京だし、なんだか遠い出来事のように感じている人も多いかもしれません。
今日ご紹介するのは「まんが　アフリカ少年が日本で育った結果　ファミリー編」星野ルネ著です。日本人の星野さんと結婚したお母さんの連れ子として4才になる直前にカメルーンから日本の姫路にやってきた少年ルネの家族のお話です。著者の自伝マンガです。文化のギャップ、見た目のギャップのためにおこった出来事が描かれています。例えば、すもうを初めて見たお母さんが、最初は裸の男性が映ってるなんてっとまわし姿を苦手に思っていたのですが、いつしかすもうが大好きになります。するとルネはすもうと同時間に放送されていたアンパンマンを見ることができなくなり、お母さんがすもうを嫌ったままでいてほしかったと思うのです。明るく温かい家族や仲間に囲まれたルネ君のしなやかさに心を惹かれます。