学校日記

『校長室のひとりごと』NO.82

公開日
2017/07/03
更新日
2017/07/03

校長室コラム

 大阪市では、部活動指針として『プレーヤーズファースト』が謳われ、その理念を汲んで活動に取り組んでいます。その中には『勝利至上主義から生徒第一主義へ』の項目があり、『休養日の確保に努め、過重な活動にならないようにする』という文言もあります。
 また世間では、子どもの『いじめ問題』や『自殺問題』がよく報道され、今やどこにでも起こりうる問題と捉えることは心しておかねばなりません。
 更に学力向上問題に関連して、図書館の利用率向上をめざすことが、大阪ではとやかく取り上げられる状況であることを思えば、給食導入によりそれがままならない不自由な状況を打破するために何らかの手立てが必要です。
 かたや教職員の超過勤務問題も社会問題として取り沙汰されており、本校においても1週間同じことを繰り返すのではなく、メリハリをつけた『働き方改革』を行っていく必要も出てきています。
 これらの課題を解決する一つの方策として、【原則月曜7時間、金曜4時間メリハリのついた時間割、即ち『フレキシブル時間割』の導入】を進めたいと考えています。
 子どもたちへの見込まれる効果として
1.月曜7時間授業集中日で、部活動完全休養日とした、メリハリのついた時間割を行い、生徒の時間を創ります。
2.金曜4時間授業日は給食がありますが、午後からはじっくり話せる教育相談、学級や学年の取組、図書館開放などが可能で、生徒、教職員ともに余裕を持って取組む状況が生まれます。部活動においても14:00〜17:00までの間、2交代制で質の高い活動ができることを見込んでいます。
2学期に入ってすぐに2週間の試行期間を設けます。試行前後に関わらず、名案やご意見等がございましたら懇談会の折にでも担任にお寄せ下さい。
 子どもたちは本日お知らせのプリントを持って帰りますので、ご一読よろしくお願いします。