学校日記

『校長室のひとりごと』NO.111

公開日
2018/01/18
更新日
2018/01/18

校長室コラム

 23年前の1/17の朝は今でも覚えています。ドーンと突き上げられるような衝撃で起こされ、すぐさまテレビをつけると「地震が発生しました。目下詳細はわかっていません」というような一報から、そのあと大変な映像が流れてきたりしていましたが、とりあえず都島区の勤務校へ向かいました。
 続けて起こる余震に、コンビニの看板が大きく揺れていたことが印象的です。当時3年生担任でしたので、特に兵庫県方面の私立入試に大きな影響が生じたことも忘れられません。
 時は経て、7年前の3/11の午後にも東日本で未曾有の大災害が起こりました。繰り返される天災の威力の前には、人間は全くをもって無力であることを再び教えられました。
 天災をなくすことは不可能ですが、被害を最小限に抑える努力はできると思います。我々は、いずれ来ると言われる『南海トラフ大地震』に備えることを怠ってはいけません。
 前任校で『東日本大震災』の起こった8月に、東北へ視察に行き、学校内,地域,大阪市に向けて防災教育を発信した子どもたちが大学4回生となり、その経験などを活かして教員を志望していると聞いています。
 『いのちの大切さ』『人と人との関わり』をベースにした防災教育を、伝え続けるという使命を受け、次世代の教育を担ってくれるといいなあと考えているのです。