『校長室のひとりごと』NO.134
- 公開日
- 2018/08/07
- 更新日
- 2018/08/07
校長室コラム
夏休みも半ば、あと20日間となりました。昨日の『8/6平和登校日の取組』にはほとんどの生徒が参加し、平和について考えることができる時間を過ごせたと思っています。
講師としてお招きした早川さん(公益財団法人 広島平和センター)は、現在高齢になられていく被爆体験者からの伝承を受け、それを土台として『平和を広めていく』ボランティアをされています。
かつては中学校の教員をされていて、生徒会担当をしていた時があったようです。修学旅行で広島を訪れた際、生徒会を中心に慰霊の千羽鶴を供える取組をはじめ、それが全校に広がり、千羽から万羽、十万羽と増えていくとともに『広島・核・平和』の伝承者になる方向性が生まれてきたとも言われていました。
「広島・核のことは勿論のことですが、是非とも先生の取組まれたことも生徒に伝えていただき、恒久平和に対する取組のきっかけになれば有難いです」とお願いもしました。
体育館では昨年第三銀行様からご寄贈いただいた大型扇風機数台が大活躍です。お蔭様で子どもたちも整然と話を聞くことができ、しっかり落ち着いて平和について取組めた時間となりました。早川さん、ありがとうございました。
外は暑く、73年前の広島もこのようないい天気であったようです。一瞬にして途轍もない多くの犠牲者がでたとは、子どもたちにとってはにわかには信じがたいことかもしれません。そんな過ちを二度と繰り返さないよう子どもたちに未来を託したいと思っています。そして、あらためて亡くなられた御霊に対し、この大阪からご冥福を祈りたいと思います。