全校集会
- 公開日
- 2021/03/01
- 更新日
- 2021/03/01
お知らせ
3月1日(月)の全校集会は体育館で行いました。
○校長講話
大阪は緊急事態宣言が解除されました。3学年揃って全校集会ができるのは今日が最後です。特に3年生は、今週で最後の授業が出てくると思います。しっかりと話を聞いてほしいと思います。
ところで話は変わりますが、今日は「余裕」について話をします。
みんな、「余裕」とはどのようなものでしょうか?ちょっと想像してみてください。
30階建ての高いビルの屋上から隣の30階建てのビルの屋上まで幅50cmの板をかけたとします。その板を君たちは渡ることができますか?おそらく怖くて渡れないですね。
それでは2つ目、今度は幅10mの板をかけたらどうですか?これなら何とか渡れるかな?
さらに3つ目、その幅10mの板のまん中に50cmの幅で2本の線を引いて、その間を歩けといわれたらどうですか?歩けそうですね。
実は最初の質問と3つ目の質問は同じことです。幅50mの板は渡れないけど、幅10mのまん中の幅50mは渡れる…実はこれが「余裕」というものなのです。
勉強に置き換えて考えてみましょう。
例えば数学の公式は、実際の生活には使わないかもしれません。昔の歴史を勉強しても将来、何の役に立つんやろうと思ったりするでしょう。でも、いろいろな事を勉強して身につけておけば、それが自分の教養としてそれが余裕として人間の幅になるのと思います。
経験も同じです。たくさんの経験をすれば、それだけ人間の幅が広がります。将来、仕事について何かのプロジェクトをまかされたとします。その時、いろいろな角度から物事を考え、検討できたら、いいアイデアが生まれてくるかもしれません。
学んだ事、経験した事で、無駄に終わったように感じることもあるかもしれません。でも本当は無駄であることは1つもないと先生は思います。それが「余裕」として最後にはいい仕事、いい人生につながると思います。
このように長吉中の3年間、君たちにたくさんの知識、教養や経験で得られるいろいろな考えを身につけてもらうために、そして充実したこれからの人生のための「余裕」をつくっていくために、先生方はいろいろな授業、行事、活動で工夫し、考えてくださっているということを忘れないで欲しいと思います。
3年生は、この3年間で培った「余裕」はどれくらいですか?卒業し、次のステップでさらに余裕の幅を広げてください。
1・2年生はこれからの学習、活動で余裕の幅をつくっていくために全力で取り組んでください。
○古川先生のお話 「他者と生きる」
「自分を認めてくれる」ときとは、自分から積極的に動いた時です。自分発信で誰かのために動いた時です。先週の土曜日、長吉中学校の発信で地域の方と清掃活動を行いました。校内では生徒会発信で「清掃に参加する」と参加した大勢の生徒がいました。グループリーダーを任され、声をかけながら活動した人、戻ってきた人たちを臨機応変に声をかけてくれた人たち、冷たい水を嫌がりもせずに道具をきれいに洗ってくれた人たち、部活動が終わってからも片付けをしてくれた人たち、一人ひとりの良くなる行動があったからこそ今日の活動もみんな笑顔で終えることができました。参加してくれた人々のおかげでまた一つ、長吉中学校が地域で認めてもらえる存在になれたと思います。他者と生きていく中で、まずは自分から誰かのために動ける人であってください。