学校日記

8/26(火)第2学期始業式

公開日
2025/08/26
更新日
2025/08/26

学校日記

始業式に先立ち、8月1日付で新たに着任された2名の先生の紹介と、バドミントン部の表彰がありました。


引きつづき始業式が行われ、校長先生から以下のお話がありました。

 おはようございます。今日から2学期のスタートです。
 38日間の夏休み、みなさんはどのように過ごしていましたか?
 1学期の終業式で先生からは『毎日の生活リズムを大切にしながら「やってみたいこと」「挑戦したいこと」に取り組んで「記憶の残る夏」にしてください』という話をしました。部活動を休まず頑張った、家族の一員として役割を果たした、勉強に励んだ、などいろいろな過ごし方があったと思います。それぞれがこの休み中に蓄えた力を2学期に存分に発揮してください。期待しています。
 9月2日には、1,2年生の実力テスト、3年生はチャレンジテストが控えています。学習面でもいいスタートが切れるよう頑張ってください。
 2学期の始業式にあたり、元メジャーリーガーのイチロー選手の話をしたいと思います。イチロー選手はメジャー通算3089安打を放ち、アジア選手として初のアメリカ野球殿堂入りを果たしました。先月末に行われたスピーチの中でイチロー選手は「夢」と「目標」について次のように語っています。
 「子どものころ、私の夢は常にプロ野球選手になることでした。6年生のときの作文にも書きました。今、経験したことを踏まえ、その作文を書きなおすことができるなら、「夢」という言葉ではなく「目標」という言葉を使うでしょう。夢は実現するとは限りませんが、目標はそれをどのように達成するかを真剣に考えれば、実現する可能性があるものです。夢を抱くのは楽しいですが、目標を達成するのは難しいし、困難にもぶつかります。本気で達成したいなら、「こうしたい」と言うだけでは叶いません。達成するために何が必要かを慎重に考えなければなりません。若い選手には、夢を持つ、それも大きな夢を持ってもらいたい。ですが、夢と目標の違いを理解してほしいと思います。夢を目標に変えるには、達成するのに何が重要かを誠実に考えることです」
 イチロー選手の座右の銘は「小さなことを積み重ねることが、みんなが驚く素晴らしいプレーにつながるただ一つの道」という言葉です。彼は小学3年から中学3年まで、学校から帰ると毎日父親と野球の練習をしていたそうです。夜になると近くのバッティングセンターで打ち込みをしました。毎日同じ練習を繰り返し、良い結果を残すためにはどうしたらいいかを常に考え、工夫・改善をしながら体に覚えこませるように取り組みました。このように地道にコツコツと繰り返し取り組んできたことが、殿堂入りというとてつもない偉業へと繋がったのです。
 2学期は体育大会、文化発表会などの学校行事があります。10月には後期の委員会や係活動も新たにスタートします。新チームになっている部活動もあるでしょう。新たな気持ちでそれぞれがこの2学期を「こうしたい」という気持ちで今日を迎えていると思います。その気持ちを忘れず、目標の達成に向けて小さなこと・できることから着実に実行していきましょう。そこから必ず新しい発見や自分の可能性が見えてくると思います。「継続は力なり」です。この2学期がみなさんの可能性を伸ばす期間になることを期待して、始業式の話とします。