学校日記

12/23(火)第2学期終業式

公開日
2025/12/23
更新日
2025/12/23

学校日記



終業式に先立ち、生徒会執行部からPBC(ペットボトルキャップ)回収運動の表彰式が行われました。

結果は以下のとおりです。

1位 2年2組 18㎏

2位 3年3組 15㎏

3位 3年1組 11㎏


また、その後に税の作文入選と英語スピーチコンテストの表彰がそれぞれにありました。


校歌斉唱に引きつづき、教頭、生徒指導主事よりそれぞれ講話がありました。


教頭講話の内容は以下のとおりです。




















おはようございます。

今朝の気温は2度、昨日の最高気温は11度。2学期が始まった8月26日の最高気温は35度でした。暑くて、暑くて、長い、長い夏の後、ほんのちょっとの秋に、厳しい寒さの冬が巡ってきました。
この長い2学期、学校生活の様々な場面で、皆さんの意欲的な取り組みや、仲間と協力して困難を乗り越える姿を見て喜ばしく、頼もしく思うことが多々ありました。特に、9月の体育大会と10月の文化発表会では、それぞれに短い準備期間を有効に使い、学級や学年の仲間と団結し、ともに喜び、ともに涙する姿に、集団生活の場である学校の素晴らしい側面を強く感じました。

さて、今年2025年は、我々大阪市民にとって非常にエキサイティングな年となりました。春に開幕した日本国際博覧会、大阪・関西万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、世界中から多くの人々が集い、最先端の技術や文化が披露されました。日を追うごとに来場者数が増え、連日ニュースとなっていました。この中にも生徒招待事業で学年ごとに出かけた1学期以降、何度も万博会場に足を運んだ人もいることでしょう。
万博展示の一つひとつは、「未来をどうデザインするか」という問いかけでもありました。私たち一人ひとりが、未来の社会をどう創っていくか、そのヒントを与えてくれました。皆さんがこの2学期に経験した行事をつくりあげていく中での「創意工夫」や「新しい挑戦」も、未来をデザインする小さな一歩です。自分の可能性を信じ、挑戦しつづける姿勢を、これからも大切にしてください。

また、今年の大きな出来事の一つに女性総理大臣の誕生が挙げられます。流行語大賞になった高市早苗さんの「働いて、働いて、働いて、働いて、働いてまいります」に対する評価は賛否両論ありますが、彼女のすばらしいのはどれだけ寝不足でも、笑顔を忘れず仕事に向かう姿にあると思います。
笑顔は相手の警戒心を和らげ、信頼感や好感度を上げるといった人間関係への効能のほかに、ストレスを軽減したり、免疫力を向上させたりするなど、自分自身の心や体にも良い影響のあることが科学的に証明されています。しんどいときこそ笑顔の出せる、そんな総理の姿から見習うところは多いですね。

ところで、江戸時代の偉人に伊能忠敬という人物がいます。彼は50歳を過ぎてから天文学や測量術を学びはじめ、55歳から71歳までの17年間で、10回にわたって全国を歩きまわり、とても正確な日本地図を作りました。「何を始めるにも遅すぎるということはない」という好事例です。
明日から冬休みに入りますが、1年の計は元旦にありと言われます。節目の日にゆったりと今年一年を振り返り、何か一つでいいので新年の決意なり目標を定めてほしいものです。
最後に、冬休みは楽しいことばかりとは限りません。嫌なこと、悩むこと、どうしようもないことにぶつかることもあるでしょう。一人にひとつずつしかない命を大切にしてください。自分を大切にするのと同じように自分の周りの人も大切にしてください。苦しいとき、しんどい時は周りの人に相談してください。でも、そんな相手が見つからないときは相談窓口もあります。電話なり、LINEなりで「しんどいねん」とひとこと告げるだけでもいい。説教もされないし、秘密は守られます。自分を大切に 自分の周りの人を大切に あなたはひとりじゃない。
3学期を無事に迎えられることを心より願っています。

それでは皆さん、良いお年を。3学期の始業式に、また元気な顔で会いましょう。