学校日記

まいなすうるう秒☆7月28日

公開日
2025/07/28
更新日
2025/07/28

お知らせ

私たちが毎日使っている「1日=24時間」「1時間=60分」という時間の基準は、地球の自転をもとに作られています。でも実は、地球は完璧なスピードで自転しているわけではありません。少しずつズレが生まれるのです。

そのズレを調整するために、「うるう秒」という特別な1秒がこれまでに何回か追加されてきました。つまり、ある年の6月30日や12月31日の最後に「23時59分60秒」が登場し、1秒長くなる日があったのです。

ところが近年、地球の自転がわずかに“速く”なってきたため、逆に時間を「削る」必要が出てきました。これが「マイナスうるう秒」と呼ばれるものです。もし実施されれば、世界で初めて「1日が1秒短くなる日」が生まれることになります。

マイナスうるう秒が必要になる可能性があるのは、2030年代前半と予想されています。たった1秒の差でも、コンピューターやネットワーク、人工衛星などに影響を与えるため、世界中の科学者や技術者が注目しています。

1秒という小さな時間の中にも、宇宙のダイナミックな動きと、私たちの生活がつながっていることを感じさせてくれる「マイナスうるう秒」。未来のカレンダーに“幻の1秒削減日”が登場するかもしれません。

ちなみに、これまでに27回の「うるう秒」が実施されており、1972年から2016年までの間に、主に6月や12月の末日に1秒を追加するかたちで行われてきました。この調整によって、地球の自転と私たちの時計とのズレを修正してきたのです。