高学年は、家具などの下敷きになった人を救出する訓練実習です。ここでは、家具を持ち上げるための小型ながら大きな力を発揮するジャッキを使いました。扱い方のコツを地域の方から教えてもらいました。

低学年は、毛布を使って担架をつくり人を運ぶ訓練実習を行いました。

心肺蘇生実習訓練では練習器具がたくさん用意されました。初めに消防署員の方から説明を聞き、その後、実際に子ども達と地域の皆さんが実習を行いました。正確に圧をかけたら、音が出る心臓をイメージしたハート形の道具に低学年の児童は好奇心いっぱいでした。一生懸命、活動に参加しコツを体得していました。高学年はさすがに力強くたくましさを感じる姿で、蘇生訓練に取り組んでいました。

区役所の防災担当の梅本さんから、災害と防災についての講座がありました。本当の地震の画像で、グラグラと揺れる部屋の様子を見た時は、子ども達から「わーぁ〜。」という驚きの声が出ていました。大きな地震を知らない子ども達にとっては、衝撃だった様ですが、地震の怖さを知ることで、どうして防災訓練があるのかなど意味理解が深まったことでしょう。

５月１３日（土）土曜授業として地域防災訓練に全校で参加しました。地域一時避難場所に児童や保護者が集合、朝会ごとに学校に避難するという想定で訓練が開始しました。あいにく、朝から大雨で大変でしたが、災害は天気を選びませんので訓練のうちにいろいろな状況を経験できてよかったのかもしれません。はじめのあいさつの中で、高橋会長様から、地域が災害に備え木川南地域防災計画が存在することを、山本区長様から、災害時における自助・共助・公助の大切さを、そして、学校長からは「何かあったら地域の皆さんと動くんだよ。」など、子ども達も心でしっかり受けとめていました。