無事に卒業式が終わりました。

卒業生は体育館から退場です。

割れんばかりの拍手！

PTAの皆様方から、３年教員に、花束が贈呈されました。

ありがとうございました！

三年間の思いをこめて、卒業のUnder the same Sky が披露されました。

感動の拍手喝采でした！

在校生を代表して、生徒会長から、憧れの先輩方に感謝の送辞が贈られました。

後輩として、バトンを受け取りました！

校長からの式辞。

式辞
春の訪れが早く、校庭の紅梅や寒緋桜が満開を過ぎ、
ソメイヨシノの蕾も膨らみ始めました。

本日、三年間、毎日コロナウイルス感染症と闘う中で、
ついに卒業式を迎えることができ、本当に嬉しく思えます。

先ほど、卒業証書を授与した、２０１名の卒業生の皆さん、
ご卒業おめでとうございます。
君たちは、新しい令和の時代に入り、
これまでコロナ感染拡大の波に飲まれることなく、
ここに立派な卒業生となりました。

本日の卒業式は、在校生が生徒会役員だけと少なく、
またご来賓の皆様もご遠慮いただく中ですが、
主役の君たち５５期生が輝いていることは間違いありません。

卒業式とは、「過ぎ去った中学校の三年間を静かに振り返り、
これからの出発に、思いと覚悟を新たにする。」という日であり、
とても意義があります。

そして、ここまで君たちを育ててくれたご家庭と、
三年間関わった多くの教職員の皆様、
励ましてくれた良き仲間に感謝する日でもあります。

そこで、卒業にあたり君たちに「最後のはなむけの言葉」を贈ります。

それは、「命は授かった大切な宝物。
一度きりの運命は、自分の手で作ることができる。
夢を掴むために、悔いなく生きてほしい。」という言葉です。

君たちの生まれるずっと前、阪神淡路大震災が発生しました。
そして、１２年前の３月１１日、「東日本大震災」が起こりました。
あの日大阪市の中学校は、今日と同じように
卒業式が行われていました。

これまで、いつ起こるかわからない大きな地震や災害を、
私たちの先輩が命を守り抜き、乗り越えてくれたおかげで、
私たちは今を生きることができています。

今、私たちは、これまでの様々な自然災害や、感染症の広がる中、
自分が生きていることは、とても価値があるということを、
深く感じなければなりません。

そして、私たちは一人でこの世を生きていくことはできません。
誰かから助けてもらい、人に感謝し、
そして、まわりの人をこれから幸せにして生きていくのです。

人との出会い、「一期一会」。これは人生の財産です。
明日からの、多くの人との出会いを大切にしてください。

そのために必要なのが「自律」です。自律の律は、行人偏。
すなわち、自ら考え、判断し、決定し、行動できる力です。
この力をつけるために、今までいろんな勉強をし、
学校行事や部活動で体験を重ねているのです。

未来に向かって、命を大切にし、
人との出会いで成長し、自律できるように。
これが、私からの最後のお願いです。

最後になりましたが、保護者の皆様。
お子様のご卒業本当におめでとうございます。
皆様の努力で、九年間の義務教育が終わります。
お子様の奇跡の誕生から、大きく成長されるまで、
本当にいろいろな困難があったと思います。

特にこの三年間は、コロナ感染で大変ご苦労をいただきました。
皆様のおかげでお子様がここまで無事に生き抜き、
これから未来に向かってさらに成長していきます。
学校とともに子どもたちをしっかり育てていただき、
本当にありがとうございました。
改めて、ご卒業されたことを、心からお祝い申しあげます。

卒業生は、これから親元をしだいに離れて、巣立ちの季節を迎えます。
「手を離しても、目は離さず、目を離しても、心離さず」
いつまでも深い愛情で見守ってあげてください。

それでは、卒業生の皆さん。
いよいよ明日から、
それぞれの進路に向かって歩み始めることとなります。

改めて「茨田北中学校に入学してくれて、ありがとう。」
「これまで命を守り、卒業の日を迎えてくれて、本当にありがとう。」
君たちの心には、あのサッカーワールドカップに負けないぐらいの
素晴らしいトロフィーがキラリと輝いています。

「生駒の山の朝風に　われらが仰ぐ学舎は」
本校の校歌をいつまでも忘れず、
そして「５５期生」の誇りを心に秘め、
胸を張って茨田北中学校を巣立ってください。

卒業という、君たちの門出を祝い、
今後の輝かしい活躍を祈念して、私の式辞といたします。

令和５年３月１４日　
大阪市立茨田北中学校　校長　上田　　明


ＰＴＡ会長様から、心温まるご祝辞をいただきました。

本当にありがとうございました。