9年生 授業の様子小学校、幼稚園、保育所どの交流小学校では、1月に地域の方に教えていただきました。幼稚園児に優しく教えています。 小学校、幼稚園、保育所との交流これはボウリングの様子です。 6年 調理実習まず、きれいに手を洗って白玉だんごを作ります。 中学校 全校集会いたずらに一つかくした 弟のお菓子。 食べるもんかと思ってて、食べてしまった、一つのお菓子。 母さんが二つッて言ったら、どうしよう。 おいてみて とってみて またおいてみて、 それでも弟が来ないから、食べてしまった、二つめのお菓子。 にがいお菓子、かなしいお菓子。 「金子みすゞ 童謡全集」 数日前、8年生の道徳の時間の題材だった「オーストリアのマス川」という話に似た詩なので紹介します。 オーストリアのマス川という話、どんな話かというと、ある男性がオーストリアの川に釣りに行くんです。ニジマスなどをフライという釣り方で狙うんですが、グレーリングという魚も居て、これが釣れたようなんです。 日本でも捕獲にはさまざま制限があって、金海物のカニやホタテも小さいものは捕るていけないとか、捕っていい月日が決まっています。 このお話ではオーストリアでのグレーリングの捕ってもいい日の「前の日」だったのでリリースしなくてはいけないのです。この男性はしぶしぶ川へ返したそうです。 皆さんならどうですか、誰も見られていないたったひとりの川で、次の日なら全く問題のない釣り得た魚、どうしますか。 この話ではリリースした様子を監視員が見ていて、「ブラボー」と賛美するんです。素晴らしいとほめるんです。でもこの男性は、あと一日なのに。悔しいという気持ちと、罰せられなくてよかったという気持ちで複雑だったそうです。 さて、金子みすゞの「お菓子」をも一度読みます。 自分の分と弟の分が用意されたお菓子。弟はいない、もちろん家の人もいないんでしょう。この詩ではさっきの男性の話と違って、弟のお菓子を食べてしまうんです。きっと証拠隠滅も図って、お皿などはきちんと片づけることでしょう。けれど、お母さんにそんな話をされるかもしれない。つまりいつばれるかとハラハラしている。弟の目の前で食べたのではないのでなおの事 不安は募る。 そんなえも言えない気持ちをこの金子みすゞさんは「にがいお菓子、かなしいお菓子」という表現で表しているんですね。 自分だったらどうするでしょう。 ちなみに金子みすゞさんの作品で「みんなちがって みんないい」は有名かな。 令和6年2月19日 中学校全校集会 校長講話 |