学校日記

中学部生徒朝会

公開日
2018/12/12
更新日
2018/12/12

お知らせ

 12月12日の生徒朝会は、3つの話がありました。
 1つ目は、本日の講話担当である松井先生からのお話です。松井先生は、最近、有名なテレビ番組で優勝をしたお笑い芸人(漫才師)の幼なじみだそうです。
幼なじみの彼は、幼い時から人を笑わせることが好きで、よく周りを明るく元気にしていたそうです。

高校生になったある日のこと、別々の高校へ進み、久々に会った彼の頭の髪の毛が薄くなっていたことに気づいたそうです。『大丈夫?』と聞くと『大丈夫や』と笑って答えてくれました。

大学生になって再会した時のこと。その彼は、昔から追い続けてきたお笑い芸人の道を進んでいたようです。心配していた髪の毛は、少し濃くなっていました。その理由を聞くと、『実は・・・』と当時のことを話してくれました。『高校でも人を笑かしてたんやけど、そのことでからかわれたり、いやなことを言われたり・・・、でも、それも笑いで返していたら、ストレスから髪の毛が薄くなってきてしまった。でも、周りの違う友達が話を聞いてくれたり、助けてくれたおかげで、少しずつ濃くなってきた。』と。

社会人になってから会った時には、次のような話をしてくれたそうです。
『お笑い芸人は、他人からいじられることで笑いをとっていることがあるけれども、あれは、舞台の上だけでのこと。舞台を降りたらお互いにサポートしあってるんや。教え子たちが、舞台の上だけの状況を真似をして友達を傷つけないように、ちゃんと話をしてあげてや』と。

 先生は、この後、生徒たちに「冗談のつもりだけど、実は他人を傷つけてしまっているということはありませんか? 笑っているからと言って、それだけで相手の本当の気持ちを見落としていませんか? 周りは大丈夫ですか?」と問いかけていました。そして、「もし、周りにそのようなことがあれば、ぜひその人に寄り添える優しさを育ててください。」と締めくくられていました。

2つ目は、第2回EM活動の予告と、募集について。

3つ目は、昼休みの過ごし方、道具の管理についての注意でした。