着衣泳4・5・6年
- 公開日
- 2026/07/03
- 更新日
- 2026/07/03
お知らせ
4~6年生で、毎年「着衣水泳」を実施しています。服を着て泳ぐ体験というだけではなく、人命救助の視点も加えて、災害や事故にあっても落ち着いて行動し生き残るための授業です。
普段の水着とは違って、服を着たまま水に入ると「体が重い」「手足が思うように動かない」という強い拘束感を覚えます。実際に、服を着たままプールから上がる体験をしてもらいました。「重い」「足があげにくい」などの感想が聞かれました。 不意に川や海に落ちた際、この「重さ」や「動きにくさ」でパニックになり、溺れてしまうことになります。あらかじめ授業の中で「服を着た水中の不自由さ」を体験しておくことで、万が一の際にも「あ、授業でやったあの感覚だ」と冷静さを保つためのメンタルの土台を作ります。
着衣水泳のねらいは、服を着たまま泳げるようになることではありません。大事なことは「救助が来るまで体力を温存し、浮き続けること」です。無理に泳ごうとすると体力を激しく消耗します。顔だけを出して浮く「背浮き(ラッコ浮き)」を学びました。友だちに頭を支えてもらって力を抜くことで顔だけ出して呼吸ができることを確認しました。
また、友だちが溺れたとき、慌てて飛び込んで助けようとし、一緒に溺れてしまう二次災害を防ぐために、バケツを投げる、ペットボトルに少し水を入れて重くして投げるなど、現場にある身近な「浮くもの」で救助できることを学びました。無謀な飛び込み救助は危険であることなど、「服を着たままだと、これだけ動けなくなるんだ」という実感を伴った学びから、「だから増水した川には近づかない」「水辺に行くときはライフジャケットが必要だ」という、子ども自身の主体的な安全行動へとつなげていきたいです。